ウェディングブーケの形にはさまざまな種類があり、使われている花の状態も4つの種類があります。
ブーケは多くのバリエーションの中から選べるものの、知らないままでオーソドックスなものを選んでしまう方も多いでしょう。
そこで、この記事ではこれから結婚式のブーケを選ぶ方に向けて、ウェディングブーケにはどのような種類があるのか詳しくご紹介します。
ブーケの種類を知り、自分にぴったりのものを見つけ出しましょう。
またブーケの相場やブーケにまつわる悩みまで解説するので、ぜひ参考にしてください。
ウェディングブーケ・ブートニアとは?
はじめに、ウェディングブーケ・ブートニアの基本的な知識を確認しましょう。
ウェディングブーケとは花嫁が手に持っている花束のことで、ブートニアとは新郎の左胸に飾る花のコサージュのことです。
ウェディングブーケ・ブートニアには由来となったのが、プロポーズするときに男性が野の花で花束を作り、それを差し出しながら結婚の申し込みをしたという話です。
相手の女性は、承諾のしるしとして花束の中から一輪の花を男性の胸に挿しました。
ウェディングブーケ・ブートニアはその話をもとに、基本的には同じ種類の花を使って作るようになっています。
定番のウェディングブーケの種類とは
ウェディングブーケの形には、たくさんの種類があります。
定番となっているブーケの種類は、ラウンドブーケ・クラッチブーケ・キャスケードブーケ・ティアドロップ・リースブーケなどです。
一言に花束といっても、見た目の印象はさまざまです。
それぞれの特徴と、わかりやすいように該当するInstagramの画像を載せていきます。
ウェディングブーケの種類をチェックしていきましょう。
ラウンドブーケ
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定番のウェディングブーケ、1つ目の種類はラウンドブーケです。
ベーシックなデザインであり、丸くコロンとした形がかわいい印象になっています。
ラウンドブーケは手に持ちやすく、ボリュームのあるドレスに合わせやすいというメリットがあります。
そのほかにもどのようなドレスタイプでも合わせやすい、万能のブーケです。
クラッチブーケ
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定番のウェディングブーケ、2つ目の種類はクラッチブーケです。
形はシンプルで、摘んだ花をそのままブーケにまとめたかのような、ラフな印象の自然な仕上がりとなっています。
クラッチブーケは、まとめ方や使用する花材によって印象が変わるのも特徴の一つです。
小花を多用して短く束ねるとカジュアルで若々しい印象になり、長めの花材を不揃いに束ねると大人っぽい印象です。
キャスケードブーケ
定番のウェディングブーケ、3つ目の種類はキャスケードブーケです。
「キャスケード」という名のとおり、まるで滝のような流れを感じる形になっています。
正統派ブーケとされていて、逆三角形に細く流れるラインがエレガントさを演出しており、トレーンの長い大人っぽいドレスにぴったりです。
このシルエットが体型をスレンダーに見せる効果もあるといわれています。
その他のブーケ
先述した3種類のブーケのほかに、ティアドロップやリースブーケなどもあります。
ティアドロップは涙の雫を逆向きにしたような形のブーケです。
キャスケードよりもふっくらとしたデザインで、かわいらしい印象を受けます。
リースブーケは輪になった土台に花やグリーンが飾られているブーケです。
一部にだけ花をつけたり、花で一周させたりします。ナチュラル系やモード系のドレスと相性がいいです。
それ以外にも、アームブーケやボールブーケなどさまざまなブーケがあります。
ウェディングブーケに使う花の状態とは
ウェディングブーケに使う花の状態は生花だけではありません。
ウェディングブーケに使う4通りの花の状態は、以下のとおりです。
1.生花
2.プリザーブドフラワー
3.ドライフラワー
4.造花・アートフラワー
このように、生花以外にもプリザーブドフラワーなども選択できます。
それぞれの特徴をチェックしていきましょう。
1.生花
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1つ目に紹介する花の状態は生花です。
もともと結婚式で使われる花の状態は、基本的に生花を使っていました。
プロポーズのルーツも生花に関連していると言われるほど、結婚式と生花は古くから繋がりがあります。
ウェディングブーケを生花にするメリットは写真映えや香り、迫力が優れていることです。
逆に、デメリットは枯れてしまい長期保存できないことです。
そのため、近年では生花以外の花をブーケに用いられるようになりました。
2.プリザーブドフラワー
2つ目に紹介する花の状態はプリザーブドフラワーです。
プリザーブドフラワーとは、生花を特殊な技術で加工したもので、長期保存ができる上に生花にはないロイヤルブルーなどの特殊な色に変更も可能です。
保存性をいかしてブーケを手作りする際によく利用されいますし、結婚式の後にも飾っておけるのも魅力の1つでしょう。
デメリットは、染料がドレスにつくことがあることです。
念のため、他の布を使って色移りがないかのチェックをしておくといいでしょう。
3.ドライフラワー
3つ目に紹介する花の状態はドライフラワーです。
ドライフラワーで作ったブーケは、ナチュラルでぬくもりを感じるようなイメージになります。
また、生花に比べて手作りもしやすく、コストを抑えやすいこともメリットの一つです。
挙式後はそのままブーケを飾っておけるので、自宅のインテリアとしても魅力的ですね。
逆に、もろくて壊れやすいことと、「生花ではないんだな」と見た目でわかりやすいことがデメリットだといえるでしょう。
4.造花・アートフラワー
4つ目に紹介する花の状態はアートフラワーです。
アートフラワーとは造花のことを指しており、アーティフィシャルフラワーとも呼ばれます。
アートフラワーはずっと同じ状態が続くため、前撮りと実際のウェディングで同じブーケを使いたい際や、海外ウェディングに持ち込みたいケースで便利です。
生花と同等以上の金額がするアートフラワーは、生花と見間違うほどにクオリティが高くなっています。
また、季節を問わずに好きな花が使えるのもメリットです。
ウェディングブーケ・ブートニアの相場
ブーケ・ブートニアを用意するうえで気になる相場もチェックしましょう。
ウェディングブーケは、一般的なものを用意する場合は2〜6万円程度が相場です。
ブートニアはブーケの10分の1ほどが相場となっています。
基本的にブーケと同じ花を使用するため、両方セットでの契約になることが多いです。
ブーケやブートニアは、仕入れた中から状態が良好なものを選んで使います。
そのため、店頭での金額と比べて花が高額になりやすいのです。
なお、結婚式場と提携している花屋への発注であればトラブルが起きにくくなります。
2人で結婚式で挙式するとブーケなどの小物類を無料にできるため、おすすめです。
ウェディングブーケ・ブートニアにまつわる悩み
ウェディングブーケ・ブートニアにまつわる悩みも紹介します。
ブーケ・ブートニアは、式場となるところでそのまま手配を依頼する方が多いようです。
しかし、節約志向の方やこだわりがある方は、式場以外の花屋に注文したり、自分で手作りしたりする場合もあります。
持ち込みを希望する場合の注意点や、ブーケを選ぶ際に気を付けたいポイントなどをまとめました。
また、実際にウェディングを挙げるうえで先輩花嫁が疑問に思った点も紹介するため、参考にしてください。
ウェディングブーケ・ブートニアの注意点
ウェディングブーケ・ブートニアの注意点は、下記のとおりです。
・デザインのみで選ぶのではなく会場や衣装とのバランスを考える
・会場への持ち込みが可能かどうか確認する
ブーケなどを選ぶ際には、そのものの見た目だけで選んでしまいがちでしょう。
しかし、ブーケ・ブートニアは花嫁や新郎の見た目の印象を大きく左右するものです。
花の種類やブーケ全体の色・デザインだけではなく、ドレスや会場の雰囲気との相性もチェックしましょう。
また、会場への持ち込みはそもそも受け入れていない会場があるため注意が必要です。
許可されても、持ち込み料がかかる可能性が高いでしょう。
ウェディングブーケ・ブートニアの疑問点
以下、ヤフー知恵袋にあった実際の質問です。
Q.ウェディングブーケの個数について
挙式前撮影〜披露宴終了まで1つのブーケ(生花)を使用する予定なのですが、披露宴終盤にはお花がくたびれてしまうでしょうか?
使用時間は7時間程度です。
くたびれてしまうようであれば、撮影だけでも造花を用意しようかと思っています。
また、ブーケを持たない時間(撮影後〜挙式まで、お色直し支度中等)はお水につけておくのか、合わせて教えていただきたいです。
A.大丈夫です。
当日中はシャキッとキレイなお花です。
その為に、高いお金払って(^^;ブーケを作るのです。
ブーケは、オアシスと言われる、
硬い給水スポンジにお花を挿して作るので、
持っていない時にお水に入れたりはしません。
が、クラッチブーケと言われる物だと、
オアシスを使わないブーケより持ちが短いと思うので、
そこはお花屋さんと相談をしてください。
お水に挿しておくことも可能だと思います。
引用: Yahoo!知恵袋
このように、同じようにウェディングを控えている人が実際に不安に感じたことが書かれています。
ウェディングブーケや花自体に詳しい方からの説明が書かれていることもあるため、参考になるでしょう。
また、すでに結婚式を挙げている人からも解答してもらえ、実際のウェディングではどうだったのかを教えてもらえるため、イメージを掴めて安心できます。
このほか、ブーケに使いたい花の画像から花の名前を教えてもらう、何月ごろに咲く花かを尋ねるなどの質問もありました。
まとめ:ブーケの種類を知り、お気に入りを見つけよう!
ブーケには、形や花の状態などたくさんの種類があります。
これらの情報を知り、式場の雰囲気やウェディングドレスにも合うような、自分たちにぴったりの物を見つけましょう。
なお、2人で結婚式で挙式した場合には、ブーケなどの小物類を無料にできて大変お得です。
オンライン相談会で、ブーケに関する内容を気軽に相談してみましょう。